2021年10月7日ニュース解説。
★米国のデービットソン、アジア太平洋司令官は「中国は6年以内に台湾に侵攻する。」と警告しています。
来年(2022年2月)は、北京五輪がありますのでそれ迄は大丈夫だと思いますが、6年、遅くても10年から15年以内には台湾侵攻する可能性があると思って準備をしていくべきでしょう。
今年のフォーリンアフェアーズ論文(オリアナ マストロ氏)によると、
その背景には、
①習近平体制は中国で追い込まれている。
②人民解放軍が台湾を侵略する能力を保持している。
と言っているが①②共に反論の論文も掲載されています。
現状では、中国が台湾島全体を侵略するのは厳しいと言う見方ですが、侵攻の可能性は十分にあります。
例えば、香港の現状を見ていると、
香港は1997年7月1日に英国から返還され「中華人民共和国特別行政区」となり、一国二制度(社会主義と資本主義)が併存する事となっています。
この状況は、50年間変えない(基本法5条)となっているのに対し、
民主主義の社会からは悪名高い「香港国家安全維持法」が施行され、香港独立や民主主義を唱えるデモ隊等は警察と衝突し死傷者も出ました。新聞「リンゴ日報」は廃刊に追い込まれ、「言論の自由」も剥奪されたのす。
この様に中国は一度国内に取り込んで仕舞えば、国内法を共産党支配の都合の良い様に変更し、国際的な約束事等、平気で無死して「内政不干渉」として平気で「人権」を無視した政策を取っていきます。
戦争は武力衝突だけではありません。
香港のように国際的ルールや国際法を無視した中国の政策も民主主義社会に対する
戦争なのです。
さて台湾が侵略されたら次に危険なのは「尖閣」(日本)です。
続く私のブログは、台湾情勢が日本に与える影響です。是非読んで下さい。一緒に勉強しましょう。
【参考図書、動画】
・YouTube「台湾戦争は起きるのか」 テレ東BIZ
・「中国が台湾を侵略する日」習近平は21世紀のヒトラーだ! 石平 宮崎正弘 WAC BUNKO
中山章彦
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